【初心者必見っ!】2馬力船外機の取扱い方法

なんとなく梅雨明け目前な天気です。
あと、少し・・・。あと少しで長かった梅雨も明けてくれるのを望むばかりです。

さて、以前から考えていました、当店の主力商品「免許不要の2馬力船」の解説を今後少しづつやっていこうと思います。
基本的にまだ2馬力船に乗船したことない初心者のお客様が対象です。
ですが、以前に2馬力に乗船したお客様も忘れてる事もあるかと思いますので、是非乗船前日にでももう一度にこちらを確認してみて下さい。

第一回は2馬力船の基本的な知識と構造を画像を参考にしてご説明していきます。

2馬力船外機の各部名称(画像)

まずは下記の画像で確認してみて下さい。構造はシンプルです。

通常の始動方法(画像)

(1). ストップボタンに黒いクリップが取り付けられているのを確認し、アクセルレバーを「START」位置より高く上げる。

(2). チョークレバーが下(OPEN側)に下がっているのを確認する。
(ただし朝一番や春・秋~冬季のエンジンが冷えている時は一度レバーを上「CLOSE」側に上げる)

(3). スターターロープを力一杯、引っ張る。
(チョークレバーを上「CLOSE」側に上げた場合は、ロープを引くのは3~5回までにする。それで始動しない場合はチョークレバーを再度OPEN側に下げて更に引く)

(4). エンジンが始動したらアクセルレバーでスピードを調整して航行する。
※)目的地に着いたら、ストップボタンを長押しして(緊急時はクリップを引き抜く)エンジンを停止する。

始動後の注意点

・釣行中はエンジンを停止する。
・予備ガソリンタンクの半分のガソリンは帰りの為に確保しておく。
・スクリューにラインやゴミが絡んで船外機をチルトアップする時は必ずガソリンコックを反時計回りに90度回して閉じる。

よくあるトラブル

エンジンがかからない

ケース1. ガソリンがきちんと入っているか、またタンクキャップ上のエアー抜き⑨がしっかり緩めてあるか確認。
対処方法:給油・エアー抜きを緩めて始動してみる。

ケース2: アクセルレバー①がSTART位置より下にある、またはスターターロープ③を引く力が弱い。
対処方法:アクセルレバーをウサギマークの位置まで上げて、力一杯スターターロープを引っ張る。

ケース3: キャブレター(写真※)付近からガソリンが垂れている、または海面にガソリンが浮いている。
対処方法:
1.ガソリンコック⑦を反時計回りに90度回して閉じる。
2.チョークレバー②が下の位置にあるのを確認して
3.アクセルレバー①を一番上まで上げて
4.力一杯スターターロープを引っ張る(20回~30回)

※エンジンが始動したらアクセルレバーを下げず(最低30秒は吹かす)にすみやかにガソリンコック⑦を時計回りに90度回し開けて回転を下げてもエンジンが止まらなければOK!!

エンジンがすぐに止まる

ケース4: ガソリンの量を確認し、半分以下の場合
対処方法:予備タンクの1/3~1/2を給油し、その際エアー抜き⑨は閉じずに開けてスターターロープ③を10回~20回引っ張って始動。

ケース5: スローでは止まらないが中速以上になると止まる
対処方法:エンジンの整備が必要になるので、緊急連絡先にご連絡下さい。

ガソリンの減りが早い・スピードが出ない

ケース6: チョークレバーが上がっている
対処方法:航行中は必ずチョークレバー②を(OPEN側に)下げて下さい。スピードが出ずに燃費が悪くなります。

ケース7: スクリューにライン・ゴミが絡んでいる
対処方法:必ずガソリンコック⑦を閉じてから船外機をチルトアップして、必要に応じてギア⑥を後ろに押してニュートラルにしてからスクリューの回転をフリーにしてゴミを取り除いて下さい。

ケース8: 中速以下で走っている
対処方法:潮流・風向き進行方向と逆の場合、中速以下だとかえって燃費が悪くなるのでなるべく(危険の無いように)全速に近いスピードで走って下さい。

ケース9: ガソリンがガソリンコック⑦付近から漏れている
エンジンの整備が必要になるので、緊急連絡先にご連絡下さい。



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